服装について

【親族】

通夜が始まるまでは普段着で構いません。通夜・葬儀のときは、黒のフォーマルな服装をすることが一般的です。
男性…上下揃いのブラックスーツを着用。
女性…膝がかくれる丈の黒いワンピースやスーツを着用(最近は和装より洋装着用が増加傾向にあります。)

【参列者】

男性…ブラックスーツやダークスーツで、勤務先から駆け付ける場合は、ネクタイと靴下を黒に替えれば良いでしょう。
女性…洋装なら黒や地味な色のアンサンブル、スーツやワンピースで。アクセサリーは、白のパールが基本です。

持ち物について

【参列者】

  • ふくさ…香典(不祝儀)を包むものです。ふくさの色は紫、緑、藍、グレーなどを選びます。
  • 手袋…黒で布製のものを使いましょう。焼香するときは外すのがマナーです。
  • ハンカチ…白の無地か黒のフォーマル用を使いましょう。
  • 傘…黒、紺、グレーなど地味な色の物にしましょう。

香典袋について

【参列者】

  • 薄墨で書きましょう。(法事は濃くても大丈夫です。)
  • 表書き…宗教により、熨斗袋に書く表書きは異なりますが、「御霊前」であれば、大抵の宗教に使用できます。
  • 名前…ひとりの場合は、貴方の名前をフルネームで。夫婦揃っての場合は、それぞれのお付き合いによって連盟にするか、世帯主名のどちらかを選びましょう。3名までは、右側から順に目上の人から目下の人へと書いていきます。
  • 4名以上の場合は、「○○一同」のように、全体を表す名称だけを書き、別紙に全員の名前を書いて、中袋に入れます。
  • 会社(取引先など)としての場合は、会社名を右に書き添えて社長で出したりします。
  • 役職と名前は一行で書くようにします。どうしても一行に収まらない場合には、行を分けて書くことになりますが、氏名は中央にくるようにします。
  • 会社(社内)の場合は、、「株式会社○○営業部一同」のように、全体を表す名称だけを書き、別紙に全員の名前を書いて、中袋に入れます。
  • 中袋の書き方…住所・氏名・金額を筆ペンなどで書きましょう。小さい字で筆では難しい場合はペンでも良いです。
  • 金額は、漢数字(壱=一、弐=二、参=三、阡=千、萬=万、圓=円)で書き、住所と氏名を書きます。
  • 新札は避けましょう。「まるで亡くなることを準備していたようだ」ということから香典には向かないとされています。逆に、汚れたお札やしわしわのお札も避けましょう。
  • 折り方…先に下側を折って、次に上の折りを重ねます。返しが下に向くことで悲しみを表しています。

香典の金額の目安

  • 両親が亡くなられた際 30,000円~100,000円
  • 兄弟・姉妹が亡くなられた際 30,000円~50,000円
  • 祖父母が亡くなられた際 10,000円~50,000円
  • 親戚が亡くなられた際 10,000円~30,000円
  • 仲人が亡くなられた際 10,000円~
  • 友人・知人が亡くなられた際 3,000円~
  • 隣近所が亡くなられた際 3,000円~10,000円
  • 勤務先の上司が亡くなられた際 5,000円~
  • 勤務先の上司の家族が亡くなられた際 3,000円~
  • 勤務先の社員や同僚が亡くなられた際 5,000円~
  • 勤務先の社員や同僚の家族が亡くなられた際 3,000円~